独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。
瑞月くんの約束。
相変わらず瑞月くんと距離ができたまま、また2週間くらいが過ぎた。
もう9月も終わりかけ。
そして、もうすぐわたしと瑞月くんの誕生日。
毎年、2人で誕生日プレゼント何が欲しいって聞き合って当日は一緒に過ごしてプレゼント交換したりしてるのに。
今年はそれもできないのかなって、またしてもズーンと落ち込む。
せっかくの休みの日だっていうのに、落ち込みモード全開のわたしはリビングのソファに死んだように寝転んだまま。
そんなわたしのもとへお母さんがやってきた。
「陽依〜?今年の誕生日はどうするの〜?瑞月くんと2人でどこか行ったりするの?」
グサッ……。
誕生日と瑞月くんっていうワードは今NGなんだよ、お母さん。
「どうするも何も、瑞月くんと最近全然話せてないからわかんないよぉ……」
クッションに顔を埋めて、ソファの上で足をジタバタ。