独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。
泊まっていたペンションはかなり山奥で。
道も入り組んでいたのもあって、とくに夜に歩くのはとても危険な場所。
一歩間違えたら、森の中で迷子になっていたかもしれないって。
おまけに結構道が悪いところもあって、足を踏み外したらそのまま下に落ちてしまう危険なところもあるような場所だったらしい。
そこで最悪の事件が起きてしまったみたいで。
「夜中にね、瑞月くんが1人で泣きながら必死に走ってわたしたちの部屋に駆け込んできたの」
そのとき、そこにわたしの姿はなかったそう。
「何があったのか聞いてみたらね、もうお母さんもお父さんもそのときは頭の中が真っ白になってね」
なんと、わたしが山道を歩いていたとき足を踏み外して、そのまま下に転落してしまったそう。
さいわい瑞月くんは無事だったみたいで。