独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。



残ったわたしはひとりで着替えをすませて。

ちょっと時間があったから、髪を下のほうでツインテールしてみた。


えへへ、せっかくアレンジしたから授業のとき瑞月くんに見てもらえたらいいなぁと思いながら体育館へ。


向かってる途中のこと。



「あっ、瑞月くんっ!」


なんとラッキーなことに、体育館に向かってる瑞月くんを発見。

天木くんも一緒だ。


声をかけたら2人がこちらを振り返った。


瑞月くんに会えたのがうれしくて、小走りで駆け寄っていったら。


瑞月くんがギョッとした顔をして。



「えへへ、瑞月くんみてみて……うぎゃっ」


ツインテールをアピールしようとしたら、なんでか瑞月くんがすかさず抱きしめてきた。



え、えっ??

なんで抱きしめられてるの??



「はぁ……ひよバカなの」

「へ……?」


えぇ、なんで抱きしめられながらバカって言われなきゃいけないの!?

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