独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。



瑞月くんの体温と、いつもの香水の匂いがふわっとして心拍数は急上昇。


「あ、の……みつくん……っ?」


「……ひよが無防備な姿見せていいのは俺だけでしょ?」


「へ……?」


む、無防備?

わたし今そんな変な格好してるかな?


え、もしかしてツインテールが無防備ってこと!?



「……う、えっと、ツインテールしてごめんなさい」


「……は?」


「ほ、ほんとは瑞月くんにちょっとでも可愛いって思ってもらえたらいいなって」


「……」


「だから、ツインテールにしたんだけど、これが無防備なんて知らなくて……っ」



瑞月くんしばらく黙ったかと思えば、急に盛大なため息が降ってきた。



「……いや、ツインテールは死ぬほど可愛いけど」


「っ?」


「俺が言いたいのは……こっちの話」


ちょっとだけ抱きしめる力をゆるめて、瑞月くんの目線はわたしの顔より少し下に落ちて。

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