独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。



「まあ、そんな不機嫌にならないでよ。瑞月にもたのしんでもらえるように僕もいろいろ準備してあげたんだから」


「……何それ」


「とっておきのたのしみだよ。きっと瑞月がかなり好きなやつだから」


どうやら天木くんが瑞月くんのご機嫌を取り戻してくれるみたいで。


とっておきのたのしみってなんだろう?って考えながら、幸花ちゃんが待っている天木くんの部屋へ。


「わぁぁ、陽依ちゃんっ!来てくれてありがとう〜!」


部屋に入ると、わたしを見つけた幸花ちゃんが満面の笑みでこっちにきて抱きついてきた。


「こちらこそ、いつも誘ってくれてありがとう!わたしもね、お菓子たくさん持ってきたからたくさん楽しもうね!」


「うんうんっ。あっ、それとね、お菓子以外にもわたしいろいろ持ってきたから!」


「いろいろ?」


はて、いったい何を持ってきてくれたんだろう?

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