独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。
幸花ちゃんが甘いもの大好きだからって、ここまで揃えちゃうなんて恐るべしだよ天木くん。
好きなお菓子を食べていいということで、わたしも甘いものが好きだから目移りしちゃうくらいなんだけど。
瑞月くんは相変わらず不機嫌そうで。
「瑞月はどれ食べたいとかないの?」
「ない。ってか、ひよのこと食べたい」
「ははっ、相変わらず頭いかれてるね。まだ食べるの我慢しなよ」
「俺おあずけ嫌いなんだけど」
「んー。まあ、焦らされた分、好き放題していいってなったら、それはそれで愉しいでしょ?」
「そーゆープレイは求めてないんだけど」
「瑞月は攻めるのが好きそうだもんね」
「薫もでしょ」
「よくおわかりで」
こ、この2人、お菓子を目の前にしてなんの会話をしてるの……!?
幸花ちゃんは2人のことなんてお構いなしで、お菓子パクパク食べてるし!