独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。
ずるい、瑞月くんのイジワル……っ。
手がどんどん奥に入って、触れちゃいけないとこまで触れてくるから。
「服から手抜いてよぉ……っ」
「だったら甘いのちょーだい」
手首を縛られてるせいで、身動きが取れなくてされるがまま。
ぜんぶ瑞月くんの思い通り。
「うぅ……あげる、から……っ」
「ん。じゃあ、早くひよからキスして」
「す、するから……。これ、ほどいて……っ」
「……そーだね。これだとひよから俺にキスできないもんね」
真上でシュルッと紐がほどける音がして、ようやく解放されたと思ったら。
「はい。んじゃ俺に甘いのちょーだい」
身体をグイッと起こされて、あっという間に目の前に瑞月くんの整った顔。
「うぅ、今日のみつくんすごくイジワル……っ」
「なんとでも言いなよ」
早くしないと、また何をされるかわかんないから、身体を少し前に乗り出して瑞月くんの唇にそっと自分のを合わせる。