独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。
デートはハプニングの連続。
瑞月くんとちゃんと付き合い始めて2ヶ月くらいが過ぎた12月。
学校は冬休みに入って、今日は瑞月くんと外でデートすることに。
休みの日はお互いの家で過ごしたりすることが多いから、ちゃんとした外デートするのは久しぶりかもしれない。
「わぁぁ、瑞月くん見て!ペンギンがとことこ歩いてるよ!可愛い〜!」
わたしのリクエストで水族館デート。
瑞月くんは家で2人でまったりするのがよかったみたいだけど、なんだかんだわたしが行きたいって言ったら連れてきてくれるの。
ガラス一枚越しに歩いてるペンギンが可愛くて張り付くように見てたら。
「ひよってペンギンに似てる」
「えっ、うそっ」
そんなこと初めて言われたよ。
「……なんか可愛くて放っておけない感じ」
「そ、それはよろこんでいいのかわかんないよ!」
「あと間抜けそうなところも似てる」
「んなっ!間抜けは失礼だよ!」