独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。
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「みつくーん!ほらしっかり歩ける?」
「んー……むりー。ひよにくっついてる」
旅館に戻った頃にはもう完全に酔いが回って、ふらふらの瑞月くんが出来あがっちゃってる。
おまけに、酔ってる瑞月くんはいつもより何倍も甘えん坊でとっても素直。
あと、まるで小さな子どもになったみたいで。
「ひよが一緒じゃなきゃ無理、死ぬ」
いや、これはいつもどおりかな。
大きな瑞月くんの身体を支えて歩きながら、なんとか部屋に到着。
「はい、部屋に着いたよ!奥にお布団敷いてあるから横になったほうがいいかな?」
「……ひよも一緒に横になって」
「わ、わたしはいいから!とりあえずお母さんたちに帰ってきたこと連絡しなきゃだし、お水とか持ってくるから!瑞月くんはお布団のほういって!」
ちょっと強めに言ったら、シュンと落ち込んだ様子で大人しくお布団へ。