独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。



ここで流されちゃダメって、なんとか抵抗するけど全然びくともしない。


両手を布団に押し付けられて、貪るようにキスをして逃さないように顎をグッとつかんでくる。



「はぁ……っ、ひよ……もっと」

「んっ……ちょっ、止まっ……ん」


いつもより呼吸が荒い瑞月くん。

余裕さなんてどこかに置いてきたみたいに、自分の欲にまかせてキスばっかり。


熱っぽい瞳。
色っぽくて艶っぽい表情。


いつも暴走することはあるけど、理性だけはちゃんと保っていてくれたけど。


今の瑞月くんに、理性ってものはもうなさそうで。


「あー……もう全然足りない」

「ひゃぁ……っ」


「ねー……ひよの感じるとこ教えて」

「ま、まって、ほんとにまって……っ」


容赦ない甘い刺激。


酔ってて力入らないはずなのに、押さえつけるときだけはしっかり力が入るんだから。

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