独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。



初めては恥ずかしいことばかりで。


「……ん、やぁ……っ」

「はぁ……、ごめん。うまく加減できない」


ベッドのシーツをギュッとつかむ力が強くなる。


息もうまくできなくて、でも何度も何度もキスを求められて、触れられて。


好きな人のぜんぶを受け止めることは簡単じゃない。


痛みも甘さもぜんぶ。


でも、瑞月くんだからぜんぶ受け止められるような気がして。



熱い波が一気に押し寄せてきて呑み込まれそうになる。

スッと堕ちていくような感じがして、今までにない感覚がちょっとこわい。


だけど、それをぜんぶ包み込むような瑞月くんの優しさと。

幸せな気持ちがあふれてるから。



「だいすき……瑞月くん……っ」


「俺は愛してるよ、陽依」



これからも

ずっとずっと


だいすきな瑞月くんに溺れてたい。




*End*

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