独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。
と、まあ……こんなハイテンションなわたしに対して、瑞月くんはといいますと。
「……はぁ、俺死ぬのかな」
迎えたお泊まり始まりの日。
学校が終わって、必要なものを瑞月くんのお家に運んだのはいいけど。
わたしが泊まりにきたっていうのに、瑞月くんはなぜか半分死にかけてます。
ソファにグダーッと倒れ込んで、まるでこの世の終わりみたいな。
「みーつくん!なんでそんな死にそうなの!」
ソファに寝転んでる瑞月くんの身体の上にダイブしてみた。
「……いや、理性死ぬでしょ。何これ拷問、半殺し?」
わたしだけが楽しみにしてて、瑞月くんはなんだか迷惑そう。
「3日間もひよがずっとそばにいるとか無理……。ぜったい変な気起こるし」
さっきから自分の腕で目元を覆って、ため息ばっかりついてる瑞月くん。
わたしが上に乗ってるのに全然気にしてないみたい。