独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。



***


晩ごはんを食べ終えて、2人でソファにくつろぐとくに何もしない時間。


瑞月くんとの距離、お互いの肩が触れるか触れないかくらい。



「ねー……ひよ。太もも貸して」

「んえ?」


スマホを触ってたら、突然瑞月くんが身体ごと近づいてきて、いきなりこっちに倒れてきたの。


「く、くすぐったいよ、みつくん……っ」


「……ひよっていい太ももしてるね」


上でゴソゴソ動くから、瑞月くんの髪が触れるせいでくすぐったいの。


おまけにわたしの言ってることなんてぜんぶ無視。



「やわらかくて俺好み」

「うぅ……瑞月くん変態みたいだよ」


「ひよ限定でね」

「っ、」


いい感じに丸め込まれそう……っていうか、丸め込まれちゃう。

"限定"なんて、特別感出してくるから。


「他の子にはさ……こんなことしたくならないんだよね」


「や……っ、どこ触ってるの……っ」

< 42 / 394 >

この作品をシェア

pagetop