強引なキミに振り回された結果、恋に落ちてしまいました。
結局仲良く机をくっつけて、同じわたしの教科書を覗きながら授業を受けている。
「おぉ、早速仲がいいな!」
1時間目は担任の先生の授業で、そんなことを言われてしまったせいでさらに女の子たちからの視線が痛くなる。
先生にはわからないんだろうか、この辛さを。
神風くんは「もちろん」なんて返すから尚更だ。
授業が終わり休み時間になれば、また神風くんの机の周りにワラワラと集まってきて、その女の子たちにお前は邪魔だと態度で示される。
4時間目が終わる頃にはもうすでに疲れきってしまっていた。
やっとお昼休み。
また囲まれてしまう前にさっさと教室を出てしまおう。
そう授業が終わる前から意気込んでいたわたしは、チャイムが鳴るなりすぐに教科書類を片付けてお弁当を持って教室を出た。
あまりの速さに神風くんが驚いた顔をしていた気がするけど、わたしには関係ない。
早くいつもの裏庭のベンチへ行こう。
「やっぱり落ち着く……」
その名の通り学校の裏にある小さな庭。
日陰になるからかあまり大きくない木が一本とその周りにベンチが置かれている。
ここがわたしのお気に入り。
天気が悪い日以外はいつもここでお弁当を食べている。