cafeイヴの魔法
それからはウチも忙しくはなったが、クリスマスほどではなく、程よい忙しさだった。
そんな時、ウチで働きたい!と現れたワンコ系の可愛い男子高校生。
SNSを見て、是非ここで働きたい!と来たのだが。。
私はオーナーと相談した。そんな大きなお店でも無いため、人数はさほど必要無いからだ。
ううん、ほんとは、私がオーナーと二人で過ごせる時間がなくなるって寂しかったのかもしれない。
けど、オーナーは「助かるよぉ~二人はさすがに大変だからね~」ってあっさりOKしてしまった。
私は少し寂しかった。
大好きなオーナーを一人占め出来なくなることが。
けど、そんな私のキモチなんて関係ない。
オーナーとその子は楽しそうに笑っていた。
名前は城崎史也くん。
人懐こい性格で、お客さんからもかなり、好かれていた。
「…先輩?」と言ってよく人の顔を覗き込んで来たりする。
私はその度に照れてしまう。眩しすぎて。
そして、クリスマスの定番となったのが、
私がミニスカサンタで、史也くんがトナカイの格好をして接客するというスタイルが定着した。
そして、その事が、今まで以上にSNSでバズり、今に至る。
スゴく優しくて、頼りになる史也くんなんだけど、時々私を真面目に口説いてくれるので困っていた。
クリスマスを間近に控えた5年目のある日、
私は史也くんに呼び出された。
『ボクと付き合って貰えませんか?』って。
私はもちろん、ごめんなさいした。
「…気づいてたよ?けど気づかないフリしてた。2人とも奥手そうだから、アプローチしたら、ボク行けるかな?って」と上目遣いで言われた。
私はうつむいた。
「大丈夫!これからも普通に接するから!ねっ!協力するよ?だからもっと頼って?先輩に頼られたい」と言われて私は頷いた。
「…ねぇ、史也くん、わがまま聞いてくれる?」と私は言った。
「うん!」と嬉しそうに笑う史也くんは可愛い。
「あのね、私、日頃のお礼も兼ねてオーナーにクリスマスケーキ手作りしてプレゼントしたいんだけど…」と私が言うと、
「いいよ!もちろん、じゃぁ仕事終わったら手伝ってあげるね!」と言ってくれた。
それから私たちは仕事が終わると毎日2人で残って、ケーキの練習をしていた。
私たちが相変わらず仲がいいって思ってるみたいで、微笑ましそうに私たちを眺めてくるオーナーに胸が痛んだ。
そんな時、ウチで働きたい!と現れたワンコ系の可愛い男子高校生。
SNSを見て、是非ここで働きたい!と来たのだが。。
私はオーナーと相談した。そんな大きなお店でも無いため、人数はさほど必要無いからだ。
ううん、ほんとは、私がオーナーと二人で過ごせる時間がなくなるって寂しかったのかもしれない。
けど、オーナーは「助かるよぉ~二人はさすがに大変だからね~」ってあっさりOKしてしまった。
私は少し寂しかった。
大好きなオーナーを一人占め出来なくなることが。
けど、そんな私のキモチなんて関係ない。
オーナーとその子は楽しそうに笑っていた。
名前は城崎史也くん。
人懐こい性格で、お客さんからもかなり、好かれていた。
「…先輩?」と言ってよく人の顔を覗き込んで来たりする。
私はその度に照れてしまう。眩しすぎて。
そして、クリスマスの定番となったのが、
私がミニスカサンタで、史也くんがトナカイの格好をして接客するというスタイルが定着した。
そして、その事が、今まで以上にSNSでバズり、今に至る。
スゴく優しくて、頼りになる史也くんなんだけど、時々私を真面目に口説いてくれるので困っていた。
クリスマスを間近に控えた5年目のある日、
私は史也くんに呼び出された。
『ボクと付き合って貰えませんか?』って。
私はもちろん、ごめんなさいした。
「…気づいてたよ?けど気づかないフリしてた。2人とも奥手そうだから、アプローチしたら、ボク行けるかな?って」と上目遣いで言われた。
私はうつむいた。
「大丈夫!これからも普通に接するから!ねっ!協力するよ?だからもっと頼って?先輩に頼られたい」と言われて私は頷いた。
「…ねぇ、史也くん、わがまま聞いてくれる?」と私は言った。
「うん!」と嬉しそうに笑う史也くんは可愛い。
「あのね、私、日頃のお礼も兼ねてオーナーにクリスマスケーキ手作りしてプレゼントしたいんだけど…」と私が言うと、
「いいよ!もちろん、じゃぁ仕事終わったら手伝ってあげるね!」と言ってくれた。
それから私たちは仕事が終わると毎日2人で残って、ケーキの練習をしていた。
私たちが相変わらず仲がいいって思ってるみたいで、微笑ましそうに私たちを眺めてくるオーナーに胸が痛んだ。