永遠の誓い(仮)
【第一章】
《プロローグ》
遥かに広い海のように、時には天に広がる空を思い出させるような碧い瞳。
栗色をした絹糸のように細く柔らかい髪。
我が国に平和と幸福をもたらすこの娘をリノルと言う…。
リノルは月の光が放たれた三日後に聖なる丘に突如現れ、長年に渡る戦を治め、平和と幸福を国にもたらすであろう…。
しかしリノルは災いももたらす。リノルの命の灯が消えれば我が国が月に照らされる夜は二度とないだろう…。
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