永遠の誓い(仮)




「――…お話し中、申し訳ないのですがリノル様が現れたことは内密になされたほうがよろしいのでは……。きっと多くの国がリノル様を狙ってくるでしょう……。



――…下手をしたら命が奪われますぞ…――







命…――??
どうしてこうなるの??
リノルは命が危ないの……―??




ぼぅっとしてるあたしの耳に、またもや俄かに信じられない言葉が聞こえた。




「――…王子、気をつけなされよ。リノルである李胡様にこの国の運命がかかっているのですぞ…――」




………おうじ????


―――…………王子!?!?



誰が王子!?
今この部屋に居るのは、あたしとノインとおじいさんの3人だけ。今喋ってたのは…おじいさん。


ということは………



ノインが王子なの―――……!?







< 38 / 82 >

この作品をシェア

pagetop