永遠の誓い(仮)




「……。」



ゆっくりと後ずさりをするあたしを食い入るように見つめながら一歩ずつ近づいて来る。



ちらっと視界に淡い空色のドレスが入った。



「レ、レイラ??あ、あたし、あのドレスがいいな…。」



あたしの言葉を聞いたレイラがクローゼットを振り返る。



「あれより、こっちの方がいいわよ。お兄様を誘惑するためにも…。」


「最後の方、何て言ったの??
まぁいいけど、あれの方があたしの瞳の色に映えると思わない??


て言っても、こんな露出度の高いのなんか着ないからね。」



とあたしの固い決意が伝わったのか、渋りながらもあのドレスを着ることを認めてくれた。








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