永遠の誓い(仮)




あたしに駆け寄る黒と白の二匹を抱き上げてノインに目を向けるとノインは目を開いて放心状態だった。


あたしの後ろではレイラのクスクスと上品に笑う声が聞こえる。



「私、これからお稽古の時間だから行くわね?……お兄様、李胡とお茶でもしていてくださいな??

では、失礼。李胡、後でまた来るわ♪」


と言ってレイラは上機嫌で部屋をでていった。

まだノインは放心状態だし、二匹は撫でて欲しいのか甘え声を出している。



この状態、どうにかならないかなぁ…―。







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