永遠の誓い(仮)




「はぁ……。そういうことか」



あたしの話を聞いたノインは頭を抱え込み、ため息をついている。


「ノイン、どうするの??」



「こうなっては、李胡を国民に披露しなくてはならない……。リノルとして頼んでもいいか??」



「わかった。たくさんお世話になってるし、たまには役に立たないとね……??」



あの男性の話を聞きながら、この話をノインにすればこう言われることはわかってた。


けど、あたしにはまだリノルとしての自覚はない。姿を見せて国民に認められるかどうかもわからない。



すると、あたしの頭に温かい感触がした。上を見るとノインがあたしの頭を撫でている。


その感触が小さい頃を思い出させて、流したくもないのに涙が零れた。







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