遠い記憶
買い物デーはどこにそんな元気が隠されてたんだ!ってくらい、買い物していた、美紀。

荷物が多くなる前に、美紀をブランドのアクセサリーの店へ連れて行った。

美紀は、どこに行くのか戸惑っていたが、
「美紀、今まで、ありがとう。
日頃の感謝を込めて指輪をプレゼントしたいんだけど、
俺〜こういうの良くわからないから、美紀が欲しいのを選んでくれる?」

「え!お父さん、ブランドだよ?良いの?」

「良いよ! 美紀が、本当に欲しいと思うのを選んでよ。
婚約指輪も良いの渡せなかったし、
結婚指輪も、入院中だったから美紀の欲しい指輪じゃあ、なかっただろ? ゴメンな〜
ずっと、苦労掛けてるのに、そばに居てくれて本当にありがとう!これからも宜しくな!
何、泣いてんだよ〜。ほら、入るぞ!」

「うん。 ありがとう…
高くても、私が気に入ったの絶対買ってね!」

「値段は気にするな!欲しいの買えよ!」

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