遠い記憶
満天の星空観測
「ちょっと、お父さん! 山頂に着いたわよ〜どうしたの?具合が悪くなった? 水飲む?」

「あ! 考え事してたわ。ゴメン美紀。」

「びっくりした〜。ほら、ダウン着てからバス降りよう! 満天の星空観測だからね〜」

「あぁ。オイ、美紀は寒くないか?マフラーは?」

「マフラーは、バッグに入ってるから大丈夫。ありがとう、お父さん!ふふふ。」

バスを降りると、
「わぁ!スゴイ! 見てみて!星がいっぱい!」

「美紀、落ち着け。ガイドさんの話を聞くから、ほら、上ばっかり見てると危ないから手繋ぐぞ!」

キレイな満天の星空 常夏のハワイでダウンを着ながらの星空観測ツアーは、
なんとなくセンチメンタルな気分になった。

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