【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます


衰弱した私は泣く泣く問題を解いたけれど、律くんの気持ちは分からないまま。


そんなことがもう一週間も続いている。


まだ「好き」って言葉は聞けてないけれど、私は今までのように律くんに触れてほしいって思ってしまう。

欲張りなのかな……。

そんな自分は、恥ずかしいけれど、律くんを性的な目で見てしまっている気がして。


養護教諭である蒼ちゃん先生に打ち明けるしかないと思った。


「私、避けられてるんでしょうか……? 蒼ちゃん先生は、どう思いますか……?」


「時代は変わったなぁー」


「……蒼ちゃん先生?」


「いやぁね? あたしの時代は手繋いでマック寄ってバイバイだったわ」


懐かし……と遠い思い出を振り返っている……。
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