【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます


毎日毎日、律くんのことばっかり考えて眠れない時もあって、テスト中でも回答用紙に「羽 」「川」「律」って埋めちゃったり。


当然、こんなバカなことをしてるって知られたくないから内緒にしている。


「はぁっ……どっちもどっちってことがよくわかった……」


「玲来ちゃんどしたの? バイトで疲れてるとか?」


さっきから顔色があまりよくないような。

昨日は雨降りで特に寒かったし……。


「バイトより疲れるからもう席に戻るわ……」


どうしたらいいかなと頭を抱える私に「あんたの恋の病を完治出来るのは律くんだけだわ、じゃっ」といって玲来ちゃんは私の席から光の如く離れていった。
< 95 / 391 >

この作品をシェア

pagetop