南の島のクリスマス(十年目のラブレター)
「アーっ!」
ラムネの瓶を口から離したその時、ガラガラっと音がしてわたしは咄嗟に振り向いた。
視線の先にいたのは都会風のイケメン。
「ん…?えっ?ウソ…」
その時はまだ自分の目が信じられなかった。
それでもあれはーーーー。
薫と電話で話して急に
昔のことを思い出した。
まだ頭痛が残ったままコーヒー片手に
本棚の写真立ての横に置いている
昔の日記をまためくる。
今見返すと我ながら恥ずかしくなる。
当時流行っていた文字を
ただ真面目なだけが取り柄だった自分が嫌で
無謀にも挑戦した都会のギャル文字。
ーー未来の字ってさあ…真面目さが滲み出てるよなあ。
そう言われるのが嫌で頑張った結果がこれ。
後悔先立たずとはこのこと。
ラムネの瓶を口から離したその時、ガラガラっと音がしてわたしは咄嗟に振り向いた。
視線の先にいたのは都会風のイケメン。
「ん…?えっ?ウソ…」
その時はまだ自分の目が信じられなかった。
それでもあれはーーーー。
薫と電話で話して急に
昔のことを思い出した。
まだ頭痛が残ったままコーヒー片手に
本棚の写真立ての横に置いている
昔の日記をまためくる。
今見返すと我ながら恥ずかしくなる。
当時流行っていた文字を
ただ真面目なだけが取り柄だった自分が嫌で
無謀にも挑戦した都会のギャル文字。
ーー未来の字ってさあ…真面目さが滲み出てるよなあ。
そう言われるのが嫌で頑張った結果がこれ。
後悔先立たずとはこのこと。