南の島のクリスマス(十年目のラブレター)
「大変だね、あんなんがいたら」と薫がいつになく小声で囁いた。
「まあね…」
「未来が嫌いなの見え見え。」
「帰るの明後日なんでしょ、明日は仕事抜きでゆっくりできるんだよね。」
「たぶん…」
薫の実家の『夫婦神社』と沖縄本島が見える展望台を回り、戻って来たのは1時間後。
未来の家では居間と和室の間の襖を取り払い食事の用意がされていた。総勢9人で島の料理を堪能すると久しぶりの懐かしいお母さんの味にまた緩む涙腺。
「お母さん!めっちゃ美味いです!」
「あらそう?アンタ名前、何?」
「俺っすか?亮一っす。」
お母さんがヨイショするもんだから奴も調子に乗って飲むわ踊るわ散々な夜だった。
「まあね…」
「未来が嫌いなの見え見え。」
「帰るの明後日なんでしょ、明日は仕事抜きでゆっくりできるんだよね。」
「たぶん…」
薫の実家の『夫婦神社』と沖縄本島が見える展望台を回り、戻って来たのは1時間後。
未来の家では居間と和室の間の襖を取り払い食事の用意がされていた。総勢9人で島の料理を堪能すると久しぶりの懐かしいお母さんの味にまた緩む涙腺。
「お母さん!めっちゃ美味いです!」
「あらそう?アンタ名前、何?」
「俺っすか?亮一っす。」
お母さんがヨイショするもんだから奴も調子に乗って飲むわ踊るわ散々な夜だった。