南の島のクリスマス(十年目のラブレター)
倒れた姿勢のまま後退りしていた時、一瞬の雷光で浮かんだ顔。
「亮!」
「アンタ、こんなとこで何…。」
でもその時の奴は、日頃見慣れたおちゃらけた亮ではなく、何かを思いつめたような、何かに取り憑かれたような顔つきに完全に固まってしまったアタシ。
「何?」
アタシが起き上がるといきなり抱きついてキスを迫る亮を払いのけようとあがく。
「やめて!ちょっ…何してんの!酔ってんの?!やめなさいって!」
無理矢理キスしようとした亮と揉み合いになり、逃げようと亮の脛を蹴ろうとした時、全身に強い電流を感じ気を失った。
「亮!」
「アンタ、こんなとこで何…。」
でもその時の奴は、日頃見慣れたおちゃらけた亮ではなく、何かを思いつめたような、何かに取り憑かれたような顔つきに完全に固まってしまったアタシ。
「何?」
アタシが起き上がるといきなり抱きついてキスを迫る亮を払いのけようとあがく。
「やめて!ちょっ…何してんの!酔ってんの?!やめなさいって!」
無理矢理キスしようとした亮と揉み合いになり、逃げようと亮の脛を蹴ろうとした時、全身に強い電流を感じ気を失った。