覚醒者3号-最終調査報告-
俺は部下どもにテキパキと指示を出す。
「アルファ、ブラヴォーの2チームは所定の位置で待機、連中はただの女子供じゃねぇ、ぬかるんじゃねぇぞ」
「アルファ了解」
「ブラヴォー了解」
無線を通して応答が返ってくる。
「チャーリー」
俺は控えているもう1チームの特殊部隊に呼びかけた。
「ブツの準備はどうだ?」
「脈拍、脳波共に正常。いつでもいけます」
「…そうか」
俺の声のトーンが下がる。
当然だろ。
あんなもん使いたくねぇ。
実験中に暴走して、研究班の連中を7人も殺してしまうような不安定なシロモノだ。
安心して背中を任せる事もできやしねぇ…。
「敵も味方も化け物か…泣けてくるぜ、全く」
俺はマグカップをテーブルの上に乱暴に置いた。
「アルファ、ブラヴォーの2チームは所定の位置で待機、連中はただの女子供じゃねぇ、ぬかるんじゃねぇぞ」
「アルファ了解」
「ブラヴォー了解」
無線を通して応答が返ってくる。
「チャーリー」
俺は控えているもう1チームの特殊部隊に呼びかけた。
「ブツの準備はどうだ?」
「脈拍、脳波共に正常。いつでもいけます」
「…そうか」
俺の声のトーンが下がる。
当然だろ。
あんなもん使いたくねぇ。
実験中に暴走して、研究班の連中を7人も殺してしまうような不安定なシロモノだ。
安心して背中を任せる事もできやしねぇ…。
「敵も味方も化け物か…泣けてくるぜ、全く」
俺はマグカップをテーブルの上に乱暴に置いた。