覚醒者3号-最終調査報告-
と、突然。
「ななみ」
小山田君がしゃがみ込んだ。
「背中に乗れ」
「え…?」
相変わらず振り向かないまま…でもななみちゃんを気遣うように小山田君が言う。
「……」
小山田君に背負われる事は恥ずかしいのか、もじもじしながら戸惑うななみちゃん。
そんな彼女の背中を。
「!」
私は軽く押して、小山田君にしがみつかせた。
彼は軽々とななみちゃんを背負う。
「…よし、いこう」
赤面したままのななみちゃんを連れて、私達は地下の更に奥深くへと進んだ。
「ななみ」
小山田君がしゃがみ込んだ。
「背中に乗れ」
「え…?」
相変わらず振り向かないまま…でもななみちゃんを気遣うように小山田君が言う。
「……」
小山田君に背負われる事は恥ずかしいのか、もじもじしながら戸惑うななみちゃん。
そんな彼女の背中を。
「!」
私は軽く押して、小山田君にしがみつかせた。
彼は軽々とななみちゃんを背負う。
「…よし、いこう」
赤面したままのななみちゃんを連れて、私達は地下の更に奥深くへと進んだ。