覚醒者3号-最終調査報告-
ひとしきり、二人で泣く。
泣いて。
泣いて泣いて泣いて。
涙が枯れる頃。
「…いこう」
ななみちゃんが手を引いた。
…すぐそばに、地上へと続く梯子が見えた。
恐らくは、機関本部へと続いている梯子。
…ななみちゃんはわかっている。
ここまで来たら、私達のやる事はひとつ。
小山田君がずっとこだわってきた、機関の壊滅。
それを私達二人でやり遂げるのだ。
小山田君がいないからって恐れてなんていられない。
彼の遺志を、私達二人で継ぐのだ。
「うん…行こう」
私達二人は梯子を登り始める。
一段一段、噛み締めるように。
そして、最上段の扉を開けた私達は。
「……!!」
驚きの光景を見る事になる。
泣いて。
泣いて泣いて泣いて。
涙が枯れる頃。
「…いこう」
ななみちゃんが手を引いた。
…すぐそばに、地上へと続く梯子が見えた。
恐らくは、機関本部へと続いている梯子。
…ななみちゃんはわかっている。
ここまで来たら、私達のやる事はひとつ。
小山田君がずっとこだわってきた、機関の壊滅。
それを私達二人でやり遂げるのだ。
小山田君がいないからって恐れてなんていられない。
彼の遺志を、私達二人で継ぐのだ。
「うん…行こう」
私達二人は梯子を登り始める。
一段一段、噛み締めるように。
そして、最上段の扉を開けた私達は。
「……!!」
驚きの光景を見る事になる。