覚醒者3号-最終調査報告-
こんな兵士達が待ち伏せしている。
そして私達の素性を知っている。
どうやら黛さんの読みは当たりらしい。
信じ難いことだけど、こここそが機関の本部。
この国の中枢こそが、機関の本拠地だったという訳だ。
「……!」
私はジリ…と歩を進めようとして。
「駄目よ、ななみちゃん」
黛さんに制止された。
「ここで戦っても勝ち目はないわ…私も瞬間移動を使うには精神力を回復させる必要がある…今戦っても蜂の巣にされるだけよ」
「……っ」
悔しい。
歯噛みする。
「よし!」
部隊の指揮官らしき男が指示を出した。
「覚醒者どもを拘束!そのまま『ボス』の所へ連行しろ」
そして私達の素性を知っている。
どうやら黛さんの読みは当たりらしい。
信じ難いことだけど、こここそが機関の本部。
この国の中枢こそが、機関の本拠地だったという訳だ。
「……!」
私はジリ…と歩を進めようとして。
「駄目よ、ななみちゃん」
黛さんに制止された。
「ここで戦っても勝ち目はないわ…私も瞬間移動を使うには精神力を回復させる必要がある…今戦っても蜂の巣にされるだけよ」
「……っ」
悔しい。
歯噛みする。
「よし!」
部隊の指揮官らしき男が指示を出した。
「覚醒者どもを拘束!そのまま『ボス』の所へ連行しろ」