覚醒者3号-最終調査報告-
「惜しい事をしたですって!?」
火がついたように。
黛さんは椅子から身を乗り出して叫んだ。
兵士達に取り押さえられなければ、今にも大江に襲い掛かっていきそうだった。
「白々しい事を言わないでっ!あんたが!あんたが命じて小山田君を殺させたんでしょう!!?」
「……フン」
大江は黛さんの怒声を気にも留めず、ゆっくりと私のそばへと歩み寄ってきた。
その片手には、フォーク。
先程まで彼が食事に使っていたものだ。
「黛くん…もう一度機関に戻ってこないかね?君の能力は非常に貴重だ。ここで首を縦に振れば…私は寛大だ。これまでの事は忘れてやってもいい」
「ふざけんじゃないわよ!誰があんたなんか!」
尚も叫ぶ黛さん。
すると。
「!!!?」
あろう事か。
大江は私の太ももに、手にしたフォークを突き刺した!
火がついたように。
黛さんは椅子から身を乗り出して叫んだ。
兵士達に取り押さえられなければ、今にも大江に襲い掛かっていきそうだった。
「白々しい事を言わないでっ!あんたが!あんたが命じて小山田君を殺させたんでしょう!!?」
「……フン」
大江は黛さんの怒声を気にも留めず、ゆっくりと私のそばへと歩み寄ってきた。
その片手には、フォーク。
先程まで彼が食事に使っていたものだ。
「黛くん…もう一度機関に戻ってこないかね?君の能力は非常に貴重だ。ここで首を縦に振れば…私は寛大だ。これまでの事は忘れてやってもいい」
「ふざけんじゃないわよ!誰があんたなんか!」
尚も叫ぶ黛さん。
すると。
「!!!?」
あろう事か。
大江は私の太ももに、手にしたフォークを突き刺した!