覚醒者3号-最終調査報告-
満足したように。
大江は私の太ももからフォークを引き抜いた。
「結構…では早速最初の仕事だ…おい」
大江はそばに立っていた兵士に合図する。
途端に。
「!?」
兵士達が私達を引きずっていこうとする。
「脳以外は微塵に切り刻んで解剖しろ。次期量産型覚醒者をより完璧なものにする為に、徹底的に調査するんだ」
つまり。
私達はサンプルにされる訳だ。
施設にいた時と何も変わらない。
…結局私は…機関の人間に弄ばれ、切り刻まれる為に生まれてきたんだ…。
私はやっぱり…『素材』でしかなかったんだ…。
頬を伝った大粒の涙が、床に零れ落ちた。
その床から…。
大江は私の太ももからフォークを引き抜いた。
「結構…では早速最初の仕事だ…おい」
大江はそばに立っていた兵士に合図する。
途端に。
「!?」
兵士達が私達を引きずっていこうとする。
「脳以外は微塵に切り刻んで解剖しろ。次期量産型覚醒者をより完璧なものにする為に、徹底的に調査するんだ」
つまり。
私達はサンプルにされる訳だ。
施設にいた時と何も変わらない。
…結局私は…機関の人間に弄ばれ、切り刻まれる為に生まれてきたんだ…。
私はやっぱり…『素材』でしかなかったんだ…。
頬を伝った大粒の涙が、床に零れ落ちた。
その床から…。