君を待ってる
駿はずっと俺のことそう思ってたのか。
俺は駿のことを誰よりも尊敬してた。
駿の優しさ、明るさが好きで、
駿のためなら何でもしてあげたいそう思った。
でも笑恋のことだけは譲れない。
俺も笑恋のことが好きだから。

そう考えながら家まで歩いていると、
笑恋が顔を真っ赤にして走ってきた。


笑「駿見つかった?」

あんな駿の姿を見たあと俺は駿を見たなんて言えなかった。

龍「見つからない…」

笑「そっか…」

笑恋の目から大粒の涙がこぼれ落ちる。

龍「笑恋大丈夫だから。笑恋には俺がいる。」

そう言って強く抱きしめる。

笑「龍、ありがとう。」

さっきの駿の目は今までの駿じゃなかった。
いや、俺たちの前では見せなかった駿の裏の顔なのかもしれない。
俺は何としても笑恋を守らないといけない。
そんな気がした。


2人の姿を車から歪んだ顔で見ている駿の姿を2人は気づかなかった。
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