となりの席のキミ
となりの席のキミ。
休み時間は本を読んでいる。真面目に授業を受けていてテストの順位はいつもベスト3入り。困ってる人がいたら助けてあげる。こんないい人今までにいない。いつもうるさいグループにいる僕なんかとは大違い。こんな僕だから,静かで頭が良くて優しい,それで可愛い。キミに一度なってみたい。


最初はキミに憧れていただけだった。
でも……


気づいたらキミをいつも見ていた。ふとした時,キミのことを考えていた。
友達と話していて
「好きな人いる??」
って聞かれて
「いないよ」
って答えたけど,本当はキミの姿が1番に浮かんできた。
(なんでだろう……)
いつもキミのことを考えてしまう。キミと目が合うだけで恥ずかしくなってドキドキする。
ある日僕は気がついた。


(あぁ……そうか。僕は気づかない内にキミを好きになってたんだね。)


キミが好きだと気づいたら,君にこの気持ちを伝えるしかない。
思い立ったら即行動。これが僕のモットーだ。
まずはあの子と仲良くなろう。僕は挨拶から始めた。
「おはよう」
僕が言うと,
『おはようございます。』
と,キミがニコッと返してくれた。
(あぁ〜好き)
朝から幸せだと思いながら毎日続けていた。すると,だんだん仲良くなれた。休み時間も少しずつ話し始めた。


ある日,僕はキミに一緒に帰ろうと言った。キミはいいよと返してくれた。
今日だ。今日しかない。僕は決めた。
(今日の帰り道,絶対告白するんだ!!)
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ゆずはとひろ
harapon/著

総文字数/51

恋愛(純愛)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop