もふもふになっちゃった私ののんびり生活
文字の学習を初めてから、改めてこちらの世界の言葉を意識して話すようになった。単語をこちらの世界の音で覚え、話す時も単語はこちらの言葉で話すようになる為だ。
……まあ、話す相手もいないから、独りごとのようにブツブツ呟いているだけなのだけど。他に誰もいないのだからいいのだ。
今のところはここから出て人と話す予定は全くないが、時間だけはたっぷりある。食べ物だって、少しずつ果物も貯蔵庫へ溜めているから、毎日外へ探しに行く必要はないのでのんびりとこの世界のことを学んで行くつもりだ。
貯蔵庫は中に入れた食材は、入れた時のまま保存される素敵仕様なので、とてもありがたい。神様がある程度の食料は入れておいてくれてあるが、主に野菜と調味料なのでお気に入りの果物をせっせと運び込んでいる。
外へ出るのは今でもほぼもふもふ姿だが、毎日外での昼寝と丘を登って精霊樹の元まで行くのが日課だ。
そうして半年が経った頃には、ある程度文字の読み書きができるようになった。
……書く方はまだまだ練習が必要だけど、幼児なのだから細かい動きが苦手なのは仕方がないよね!
文字を読めるようになったので、まずは最初に自分の種族であるシルビィーのことについて書かれている本を読み始めた。
本によると、シルビィーは森に住む種族で、今のところ険しい山脈の麓の森にしか群れはいないようだ。よっぽどのことがなければ同族に遭うことはなさそうだ。
成獣で体長は一メートル程で、尻尾を含めるとニメートル程だ。
そう、私の尻尾もゴロンと寝転がって股の間に挟むと目元まであるのだ!とってもお気に入りだ。
基本的に雑食で、木の実や果実を好むそうだ。
そうして魔獣の中でも魔力がとても高くて魔法が得意な種族で、特に風の扱いに秀でていて、深い森の中、魔法を使って身を隠しながら暮らしているからほとんど目撃情報がないという。
おおお、何て素晴らしいチョイスですか、神様。なる程。戦闘せずに隠れて移動するのに適した種族、なんてとっても素晴らしい!これなら、もしここから出て外の世界を見たくなっても、行ってみようか!って気分になれるね。
ここは魔物という外敵がいる世界だが、私は積極的に戦闘なんてしたくない。生き物を自分の手で殺す、ということが想像もできないのだ。
だからこの環境には本当に感謝している。
……まあ、話す相手もいないから、独りごとのようにブツブツ呟いているだけなのだけど。他に誰もいないのだからいいのだ。
今のところはここから出て人と話す予定は全くないが、時間だけはたっぷりある。食べ物だって、少しずつ果物も貯蔵庫へ溜めているから、毎日外へ探しに行く必要はないのでのんびりとこの世界のことを学んで行くつもりだ。
貯蔵庫は中に入れた食材は、入れた時のまま保存される素敵仕様なので、とてもありがたい。神様がある程度の食料は入れておいてくれてあるが、主に野菜と調味料なのでお気に入りの果物をせっせと運び込んでいる。
外へ出るのは今でもほぼもふもふ姿だが、毎日外での昼寝と丘を登って精霊樹の元まで行くのが日課だ。
そうして半年が経った頃には、ある程度文字の読み書きができるようになった。
……書く方はまだまだ練習が必要だけど、幼児なのだから細かい動きが苦手なのは仕方がないよね!
文字を読めるようになったので、まずは最初に自分の種族であるシルビィーのことについて書かれている本を読み始めた。
本によると、シルビィーは森に住む種族で、今のところ険しい山脈の麓の森にしか群れはいないようだ。よっぽどのことがなければ同族に遭うことはなさそうだ。
成獣で体長は一メートル程で、尻尾を含めるとニメートル程だ。
そう、私の尻尾もゴロンと寝転がって股の間に挟むと目元まであるのだ!とってもお気に入りだ。
基本的に雑食で、木の実や果実を好むそうだ。
そうして魔獣の中でも魔力がとても高くて魔法が得意な種族で、特に風の扱いに秀でていて、深い森の中、魔法を使って身を隠しながら暮らしているからほとんど目撃情報がないという。
おおお、何て素晴らしいチョイスですか、神様。なる程。戦闘せずに隠れて移動するのに適した種族、なんてとっても素晴らしい!これなら、もしここから出て外の世界を見たくなっても、行ってみようか!って気分になれるね。
ここは魔物という外敵がいる世界だが、私は積極的に戦闘なんてしたくない。生き物を自分の手で殺す、ということが想像もできないのだ。
だからこの環境には本当に感謝している。