やさしいキスをして
    どうせエリ。


そう思いスマホを見ると
   見慣れない文字が明るい画面に広がる。
    それはいつも原稿を持ってきてくれる


     『神宮保』。


    ーーん?何?


一応、仕事の関係上ラインの交換はしていた。


   ーー何か急ぎの仕事なの?


     ラインを開く。
   少しだけの『もしも』。



   ーーウッチーさん、こんばんは。

    今の時刻は午前2:31。
 どう考えても「こんばんは」じゃない。

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