【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
「み、みーちゃん...!」

「ノルマを達成させたら考えてもいいわ」

美優は席を立ち、教室から出る寸前で振り返り北川に言った。

「ほんと!?俺、頑張るよ...!」


全く。私もなかなか甘くなったわね。この先私は北川くんとどう接すればいいのかしら。

いつも通りに出来るのも時間の問題ね。

「はぁ...」

「桜井さんどうしたの?ため息なんてついて」

「亀井さん...」

「珍しいな。君が落ち込むなんて。らしくないぞ」

「会長」




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