【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
「ありがとう。亀井さん。...あのね、さっき北川くんにバレンタインにチョコをねだられちゃって。私、どうしたらいいか分からなくて厳しい態度をとってしまったの...」
「なんで厳しい態度をとったの?」
「どうしてなのかしら。北川くんのことを見ると私らしくいられないのが耐えられなくて、それから逃げたくてとった行動...なのかしら」
「桜井さんは北川くんのこと、好きなのね。意識しているからこそ、恥ずかしくなって厳しい態度をとってしまった」
美優は静かに頷いた。月子に言われて実感したのかその頬は赤く染まっていた。
「改めて言われると照れるわね」
「ふふ。意外だったわ。桜井さんがそんな表情するなんて」
「そ、そんなに意外だったかしら?」
「うん。私が知っている桜井さんは他人にも自分にも厳しくていつも凛としていて、誰にも弱いところを見せない。強い人」
「私ってそんな風に見られてたのね。嬉しいわ。てっきり桜鬼のイメージが強いのだと思ったわ」
「なんで厳しい態度をとったの?」
「どうしてなのかしら。北川くんのことを見ると私らしくいられないのが耐えられなくて、それから逃げたくてとった行動...なのかしら」
「桜井さんは北川くんのこと、好きなのね。意識しているからこそ、恥ずかしくなって厳しい態度をとってしまった」
美優は静かに頷いた。月子に言われて実感したのかその頬は赤く染まっていた。
「改めて言われると照れるわね」
「ふふ。意外だったわ。桜井さんがそんな表情するなんて」
「そ、そんなに意外だったかしら?」
「うん。私が知っている桜井さんは他人にも自分にも厳しくていつも凛としていて、誰にも弱いところを見せない。強い人」
「私ってそんな風に見られてたのね。嬉しいわ。てっきり桜鬼のイメージが強いのだと思ったわ」