【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
「なんで?悪いのはみーちゃんなのに。泣くなんて反則。ずるいよ」

「泣いてなんかいません!」

「桜鬼でも涙流すんだね。鬼の目にも涙ってやつ?」

「ふざけないで...!」

「殴るの?それとも投げる?君はいつもそうだね。それだから女として見られないんだよ」

「それは今関係ないでしょ!?ちょっと触らないで...!」

両手を掴まれてびくともしない。

「キス。もう一度していいかな?」

「言いわけないでしょ!?離しなさい!」

「細い腕。いつもこんな腕で男を投げていたんだね。女子なら折れそうな腕なのに。さすがだね」
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