【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
「嬉しくないわ。そんなこと言われても...」

もう、目も合わせたくない。やっぱり間違いだったのね。この人を好きになったこと。

「なんとか言ってよ。そんなにうつむいてちゃキス出来ないよ」

「くっ...!」

「うわっ...!」

パシン!

後悔はないわ。この人を叩いたことを...。これで気持ちの整理がついた。私は彼のこと、好きでもなんでもない。もう、どうでもいいのよ。私は桜井美優。誰もが恐れる桜鬼。恋愛なんて私の柄じゃないわ。

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