【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
美優を助ける十数分前、北川はいつものように校舎の隅にある空き教室に向かっていた。


今日は暖かいからよく寝れそうだ。昼飯は起きてから食べるか。

あっ、みーちゃんだ。一人でお弁当食べるのかな?あっちには中庭があったっけ。みーちゃんがいるなら俺も行こう。

『桜井 美優!』

・・・!男の声?!みーちゃん囲まれてる...!あの制服は高等部の。前にみーちゃんが注意していたヤツらだ。

どこに連れて行かれる...!まずいな。あいつら素行が悪いので有名なんだよな。行かなきゃ!


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