【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
「桜井さーん!」

「月子さん。おはよう」

「最近、私の事『月子』って呼ぶようになったわね」

「そういえばそうね。自然と呼んでいたわ。ごめんなさい」

「謝ることないよ。それに名前で呼ばれて嬉しいよ。美優ちゃん」

「あっ。ふ、ふふふ...!」

名前で呼び会う友達が出来るってこんな感じなのね。

「それでどう?北川くんとは」

「チャンスをくれって昨日言われたわ」

「それで美優ちゃんはなんて答えたの?」

「チャンスを与えるって偉そうなこと言ってしまったわ。別にそんなの無くても良かったんだけど....私が考える時間欲しくてね」
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