【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
放課後はいつものように風紀委員日誌を書き、今年度の校則、違反者リストをまとめている。
これが終われば中等部での風紀委員の仕事は終わりね。
「北川くん。そっちは終わった?」
「・・・」
聞こえてないのかしら?
「北川くん。北川くん...!」
「えっ?あっ!ごめんね。気づかなかった。どうしたの?」
「仕事終わったの?」
「ごめんね。まだ終わってないんだ。」
仕方ないわね。
「私も手伝うわ。半分貸しなさい」