【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
駅に着き、入口のドアが開いた。男は逃げようとした。

まずい。このままじゃ逃走してしまう...!

俺は追いかけようとした。けど、また先にみーちゃんがそれを逃がすはずなかった。


「待ちなさい!」

美優はそれを逃さず、男の腕を持ち、電車の入口からホームへ投げ飛ばした。

「ぐは...!」

「ふん!これに懲りて二度とバカな真似はしないことね」

すげ...。俺よりも身長と体重がありそうな男をあの細い腕で投げ飛ばした。

にしてもこれは誰が見てもやりすぎだよな。周りは拍手をおくっているけど、俺は引いてるよ。

このおじさん、死んでないよね?白目向いてるし...。
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