【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
「みーちゃんもうちょっと手加減しても良かったんじゃない?下手すればみーちゃんが犯罪者だよ」

「私としたことが...。夢中になり過ぎたわね...」

夢中って...。今日ばかりは俺も桜鬼って呼んじゃうよ。

本気で落ち込んでる。まぁ、ショックだよね。いつもは注意をしても投げ飛ばすなんてことしてなかったし。


その後来た警察にも注意されて、更に凹んでた。

けど、すぐに笑顔になった。

目的地が遊園地と分かると幼い子供のような笑顔で遊園地を見つめていた。

笑顔になってくれて良かった。ここを選んで良かった。こんなに喜んでもらえて俺、嬉しいよ。


最初は定番のジェットコースターに乗った。俺は上に行くにつれて興奮してきたけど、みーちゃんは違った。上に行くにつれて青ざめていた。

もしかして苦手だったのかな?

みーちゃんは大丈夫だと言ったけど俺は心配だった。

そしてジェットコースターが下り始めた。
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