【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
案内所に向かう途中、みーちゃんと合流した。俺が遅かったから心配して来てくれたみたいだ。



「お兄ちゃん。この人誰?」

女の子はみーちゃんのことを不思議そうに見た。みーちゃんもこの子を見て驚いていた。

俺は事情を話した。するとみーちゃんは女の子と目線を合わせて笑顔で自己紹介をした。

「こんにちは。私は桜井 美優っていいます。今日はこのお兄さんと遊園地に遊びに来てたんだ。よろしくね」


女の子はすぐに警戒が解けて、みーちゃんにニコッと笑った。

案内所で迷子放送をしてもらい、その数分後、女の子の両親が迎えに来た。


なんとか一段落したな。あっ、お茶。すっかり忘れてた。
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