【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
退学の危機
〈美優side〉
「ふぁ〜」
昨日は久しぶりにはしゃぎ過ぎたわね。眠いわ。いつも通りに寝たはずなのに。いけない!こんな事じゃ風紀員長として示しがつかないわ。切り替えないと。
学校に着き、教室に向かっているとなんだかいつもと様子が違った。
おかしいわ。いつもは私のこと怖がって目も合わせない人達が今日はじろじろと私を見てくる。何か付いているのかしら?付いてないわ。じゃあ、一体どうして、皆、私のこと見ているのかしら?
誰かに聞いてみるしか...私には、そんな人望ないわ...。
美優が下を向いていると、同じクラスの女の子が近づいてきた。
「あの...桜井さん」
「え?」
ガタン!
「みーちゃん!」
女の子が何かを話そうとした瞬間、北川が勢いよく教室のドアを開けた。何か焦っているような表情だった。
「どうしたの北川くん。そんなに焦って」
走ってきたのか、北川の息は上がってた。
「はぁ、はぁ。た、大変なんだよ...はぁ」
「落ち着いて。一体、何があったの?」
「みーちゃんが...」
「私が、どうしたの?」
「このままだと、みーちゃん、退学させられちゃう...!」
「ふぁ〜」
昨日は久しぶりにはしゃぎ過ぎたわね。眠いわ。いつも通りに寝たはずなのに。いけない!こんな事じゃ風紀員長として示しがつかないわ。切り替えないと。
学校に着き、教室に向かっているとなんだかいつもと様子が違った。
おかしいわ。いつもは私のこと怖がって目も合わせない人達が今日はじろじろと私を見てくる。何か付いているのかしら?付いてないわ。じゃあ、一体どうして、皆、私のこと見ているのかしら?
誰かに聞いてみるしか...私には、そんな人望ないわ...。
美優が下を向いていると、同じクラスの女の子が近づいてきた。
「あの...桜井さん」
「え?」
ガタン!
「みーちゃん!」
女の子が何かを話そうとした瞬間、北川が勢いよく教室のドアを開けた。何か焦っているような表情だった。
「どうしたの北川くん。そんなに焦って」
走ってきたのか、北川の息は上がってた。
「はぁ、はぁ。た、大変なんだよ...はぁ」
「落ち着いて。一体、何があったの?」
「みーちゃんが...」
「私が、どうしたの?」
「このままだと、みーちゃん、退学させられちゃう...!」