【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
「何、お母さん」

「大丈夫よ。あなたが簡単に退学になるはずないから。それより遅れないように勉強しておきなさいよ」

「うん。ありがとうお母さん」

そうよね。簡単に退学にはならないわよね。

「うぅ...夕霧学園に乗り込むぞ...」

「パーパー?まだ言ってるの?もう一度しますか?」

お母さん。容赦ないわね。

「美優が退学なら俺も退学させられてたな」

「私なんて美優と同じで停学になったわ。停学明けに校長のカツラコレクションを燃やそうかと思ったわ」

「お兄ちゃん。お姉ちゃん」

ていうか、お姉ちゃん。なんて事を考えてたの...。
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