【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
「それで?俺に相談って何かな」
「その、私も一緒に桜井さんの退学を無くしたいんです!」
「・・・!!君、今なんて」
「私も桜井さんを救いたい。お願いです。私にも手伝わせて下さい。桜井さんは私にとって恩人なんです!」
「恩人?」
「はい。あれは、まだ入学して間もない頃...」
月子が入学してすぐの事。月子は教室に向かう途中、三年生の男子生徒に絡まれたことがあった。それを救ってくれたのが美優だった。
「あなた達。新入生に、それも女の子に手を出すなんて恥を知りなさい!」
「うるせー!」
「私に手を出すなんて、十年早い...!」
「桜井さんはなんの躊躇もなく私に絡んできた先輩方を投げ飛ばしました。あの時の桜井さんは私にとってヒーローみたいな存在になりました」
昔からそうだよね。みーちゃんは。困っている人がいたら助ける。だからこそ、恩返しがしたくなる。
「その、私も一緒に桜井さんの退学を無くしたいんです!」
「・・・!!君、今なんて」
「私も桜井さんを救いたい。お願いです。私にも手伝わせて下さい。桜井さんは私にとって恩人なんです!」
「恩人?」
「はい。あれは、まだ入学して間もない頃...」
月子が入学してすぐの事。月子は教室に向かう途中、三年生の男子生徒に絡まれたことがあった。それを救ってくれたのが美優だった。
「あなた達。新入生に、それも女の子に手を出すなんて恥を知りなさい!」
「うるせー!」
「私に手を出すなんて、十年早い...!」
「桜井さんはなんの躊躇もなく私に絡んできた先輩方を投げ飛ばしました。あの時の桜井さんは私にとってヒーローみたいな存在になりました」
昔からそうだよね。みーちゃんは。困っている人がいたら助ける。だからこそ、恩返しがしたくなる。